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ロゴス

金澤亜紀子社長

老朽化した賃貸物件の満室化や新たな活用法を提案

「道内の人口は減少中ですが札幌圏は流入が続いています。同じ地方都市である福岡市と比較されるケースが多いですが、札幌は面積が広く開発の余地がある。ラピダスや新球場効果に沸く千歳市や恵庭市、北広島市からの波及効果も見込める」と話すのは「ロゴス」の金澤亜紀子社長だ。賃貸管理、賃貸・売買仲介を主事業で特に中古物件のコンサルティングを得意とする。

 金澤社長は「新築家賃に連動し、中古物件の家賃も上昇傾向です。オーナー様にも賃料アップを提案しています」と話す。

 一方で、安易な設備投資や家賃アップには警鐘を鳴らす。全ての中古物件が入居者を獲得できるとは言えないからだ。

「入居者に『駅近』が好まれることは周知の事実ですが、賃料の安さを求めるニーズも存在します。例えば、低所得者や年金生活の高齢者などです。近年は収入の低い外国人在留者も増えており、ここにターゲットを絞って募集をかけることで、無駄なコストをかけずに入居率を高められます」(金澤社長)

 また、中古物件の売買市場も活況を呈している。購入時より高く売れる物件もあるので「残債が少なくなった」「修繕が必要になった」等のタイミングで売却も考慮に入れたい。

「相続する場合は、税金対策との兼ね合いがあるので、早めにご相談ください。じっくりと時間をかけて最も高い売却方法を提示いたします」と金澤社長。

 このほか、老朽化した賃貸住宅の一部をサ高住の事務所などテナント向けに改装して貸す方法なども提案してくれる。