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そら

運営するリゾート施設「フェーリエンドルフ」

十勝の発展に全力投球。藤丸の再建も担う

十勝の発展をミッションに成長を続けるベンチャー企業「そら」。2020年に米田健史社長ら元金融マン3人で立ち上げ、同年9月には中札内村にある宿泊施設「フェーリエンドルフ」を、22年3月には帯広駅前のビジネスホテル「ふく井ホテル」の事業を継承するなど、十勝エリアで存在感を示している。

ふるさと納税型クラウドファンディングを活用し、前述の「フェーリエンドルフ」内に「十勝冷燻工房」を建築するため、約5400万円を集めたほか、翌年には同施設内に温浴施設「十勝エアポートスパ そら」の建築を目的に1億円超を集めた。施設を段階的にバリューアップし、コロナ禍にもかかわらず過去最高の売り上げを記録するなど、業績を大きく伸ばしている。

こうした実績が地元帯広で評価されている。今年1月に閉店した帯広唯一のデパート「藤丸」からも再建を打診された。

取締役COOでふく井ホテル社長、藤丸の社長室長を兼務する林佑太氏は「帯広のランドマーク『藤丸』の再建を託されたことを誇りに思うと同時に、大きな責任を感じています。現在、既存建物の活用を前提に新たな藤丸の在り方を再構築しています。藤丸を誰もがワクワクに出会える十勝・帯広のランドマークにすることで、帯広駅周辺・広小路商店街も含めた周辺一帯の活性化に貢献していきたい」と意気込む。

林佑太COO