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イオン北海道

道内最大規模の「イオンモール札幌発寒」

PBを拡充。既存店の活性化とネットスーパーの拠点を新設

「北海道のヘルス&ウエルネスを支える企業」の実現に取り組むスーパーマーケットチェーンの道内大手。

2023年2月期決算は売上高3172億7400万円(前期比1.3%減)、営業利益83億4700万円(同25.3%増)、経常利益85億100万円(同27.1%増)、当期純利益47億500万円(同23.0%増)。省エネ化などがコスト削減に寄与し大幅増益に。また、収益認識会計基準を適用しなかった場合の売上高は3288億4600万円で過去最高となった。

商品ではPBの「トップバリュ」が前期比112.0%と伸長。食料品・日用品の価格を維持するとともに「プロのひと品シリーズ」などPB商品の拡充が奏功した。

食品分野は12期連続の増収で道産の旬の食材を使った独自商品を開発。140億円の売り上げ増となった。

店舗は3店舗を新規出店したほか、8店舗で設備を一新、デリカや地場商品の拡充といった大型活性化を実施した。

インターネット事業も好調で、ネットスーパーの拠点を2店舗新設。同120.6%と大幅な伸長となった。

さらに、トータルアプリ「iAEОN(アイイオン)」も本格稼働して、利用者は前期比5倍に拡大した。

次期は新規出店3店舗と7店舗で大型活性化計画する。売上高は3310億円(同4.3%増)、営業利益88億円(同5.4%増)、経常利益88億円(同3.5%増)、当期純利益48億円(同2.0%増)の増収増益を見込む。

※単位/100万円(100万円未満は切り捨て)※売上高、営業利益、経常利益、当期純利益における%表示は、対前期増減率
青栁英樹社長