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DX化で生産性を向上。新たなマーケットに挑む

(さとう・まさかず)1962年札幌市生まれ。88年神奈川大学経済学部卒業。95年北雄産業東京支店入社。01年社長就任。

佐藤 昌一氏 北雄産業社長

創業から54年を迎えるコンクリート杭メーカーを率いる。「技術提案から製造、施工まで自社で担えるのが強みです。21年末には、柱状改良の1つで地盤補強に用いるSSコラム工法の技術を取得した。新たなマーケットに挑戦中です」

また、20年から3年連続で健康経営優良法人の認定を受けるなど、若者が安心して働ける環境の構築にも取り組む。

22年4月から総人件費を2.5%アップしたほか、福利厚生として100万円を上限とした社員の奨学金返済のサポート制度も開始した。

DX化も推進する。23年からは大手システム会社からSEを雇用。業務の効率化やペーパーレス化も進める。

「国際情勢の予期せぬ変化といった外的要因にも負けない組織を目指します。M&Aなどあらゆる可能性を探っていく。10年後を見据えた組織づくりと自己資本比率60%以上を継続することが目標です」