技術力、DX化、人への投資で55周年
佐藤 昌一氏 北雄産業社長
「土の中のことは全てできるように」とコンクリート杭メーカーながら、技術提案から製造、施工まで自社一貫体制を作り上げた。新たな工法や技術の模索も続け、22年にはSSコラム工法を導入した。
「地盤にセメント系固化材を注入する工法です。納期短縮とコスト削減になった」
社内システムのDX化も進んだ。「効率化や情報管理の高度化で顧客対応力の向上に寄与できた」と振り返る。
福利厚生では奨学金返還支援制度やレジャー施設の利用料などを補助するリフレッシュ支援制度のほか、23年は入社祝い金制度を新たに設けた。
「採用も順調で23年は10人が入社し、24年も4人に内定を出した。いきいきと働ける職場づくりで若者から選ばれる企業でありたい」
転換期にある建設業界の魅力創出にも注力。創業55周年を迎える24年をその挑戦の第一歩とする。