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西野学園

北海道余市紅志高等学校との連携授業

ソーシャルワーカーとして農福連携を学ばせる

札幌市内に幼稚園2園、札幌および函館で医療・福祉系の専門学校4校を運営している「西野学園」。

「札幌心療福祉専門学校」では、国家資格「社会福祉士」および「精神保健福祉士」の取得を通じて、障がい者の生活支援を行うソーシャルワーカーを数多く養成してきた。高まる社会的ニーズに応えるため、産学官が連携した独自の農福連教育プログラムを策定。昨年10月には文部科学省の「地域活性化のための農福連携人材育成事業」に採択された。

農福連携とは、障がい者の自立を促し、担い手不足が深刻化する農業分野に就農させる取り組み。就労のミスマッチを軽減させるべく、ソーシャルワーカーとして農業知識を学ぶ「フィールドワークコース」を開設している。

また、農業・福祉分野のコースを設ける「北海道余市紅志高等学校」と連携した授業もスタート。北海道余市紅志高等学校が持つ農園を、車いすや高齢者でも移動しやすいバリアフリー農園にするため、両校の学生がアイデアを出しあっている。

障がい者施設と連携して障がい者を受け入れている北広島市の「竹内農園」とも連携し、農福連携についての講義や学生の農業体験を実施。このほか、演劇財団によるボディーランゲージを用いたコミュニケーション手法のレクチャーや、大手小売り企業からは農作物の流通について学ぶなど、さまざまな企業や団体の協力を得て独自の教育カリキュラムを実践している。

今年9月には札幌心療福祉専門学校で「心福マルシェ」を開催予定。就労支援事業所と協働で野菜や果実を障がい者とともに販売する。

机上では伝わらない〝コト〟を通じて、人間力にも富んだソーシャルワーカーの養成を目指していく。

農業の知識を有したソーシャルワーカーを目指し、農業体験などを授業に取り入れている
「札幌心療福祉専門学校」