ほっかいどうデータベース

ホクノー

健康ステーションで行われているオンライン講座。毎日20〜30人が参加する

あらゆる変化への対応力を武器に地域住民の健康を支える

今年に入って、食品の値上げが加速している。〝値上げの夏〟とも言われ、対応に苦戦するスーパーも多い中、札幌市厚別区に5店舗を構える「ホクノー」は先を見据え、冷静な対応を続ける。

野地秀一社長は「6月に入ってからPB(プライベートブランド)商品の売れ行きが高まっているように感じます。NB(ナショナルブランド)商品が先行して値上がっているものの、PB商品はまだ値上げが行われていません。お客さま目線での陳列やレイアウトを行っています」と語る。

旗艦店の「中央店」があるもみじ台地区は札幌市内で最も高齢化率が高く、少子化も進んでいるのが現状だ。「中央店」の2階で開催している健康ステーションは、高齢者を対象にオンラインでの運動講座や健康相談などのサービスを無料で実施。地方自治体の医療介護費が問題視されている今、地域住民の健康を支えるこの取り組みは多方面で話題となり、全国の地方自治体から問い合わせが来ているという。

「お客さまの健康を支える場所づくりをすることが当社の使命。〝食〟を提供するスーパーとして、そのノウハウを提供できるような企業でありたい」と野地社長。

「新札幌店」では今年4月から出前館、「中央店」では6月からWoltの配達サービスを導入した。

野地社長は「北海道ボールパークの開業や新札幌駅再開発など、周辺地域はどんどん変化しつつあります。若者が住みやすいまちにするため、変化に柔軟に対応し、次世代に向かって考えていかなければならない。最終的には、高齢者の健康寿命を延ばし、多世代交流の場をつくりたい」と意気込む。

野地秀一社長
もみじ台地区の中核となる「中央店」