エコミック

企業のバックオフィス業務のアウトソーシングを業務とする「エコミック」。特にコロナ禍で企業の業務効率化が急務となるなか、経営資源をよりコアな業務に集約するためにも同社の存在価値はさらに高まっている。

主力業務は「給与計算アウトソーシング」「年末調整アウトソーシング」「住民税徴収額更新アウトソーシング」「マイナンバーサービス」の4つ。給与計算に関する全ての領域をカバー。企業のあらゆるニーズに対応している。

同社の給与計算業務における最大の特徴が「フルスコープ型」の採用だ。給与計算業務には、データエントリーから給与計算、明細書印刷などがあり、アウトソーサーによっては対応できない業務もある。同社はこれらの全業務に対応するほか、必要な情報の取りまとめや給与データと連携する基礎システムとの橋渡しなど、煩雑で負担の大きい業務も請け負っている。また、必要な業務だけを選択して委託することができるため、顧客は業務の最適化を図ることができる。

さらに、複数の法人を抱えるグループ会社の受託では、雇用形態ごとの計算や異なる締日といった、それぞれの企業のルールに対応する柔軟性も大きな特徴だ。

高品質なサービスを低価格で提供している点も高い評価を得ている。給与計算では、50人規模の企業で月額6万円程度。年末調整では単価1200円から（従業員数500人以上の場合）、住民税徴収額更新は単価250円からとなっている。また、クラウドシステムを用いた年末調整アウトソーシングサービス「簡単年調」（かんたんねんちょう）は、必要書類を従業員がスマートフォンで撮影しアップロードするだけという簡便さが好評で利用者を増やしている。

同社の昨年度の総受注件数は、550社で12万人。年末調整は66万人に達する業界トップクラスの実績。従業員が1万人を超える調剤薬局国内最大手のアイングループや〝道民の翼〟エア・ドゥなど北海道を代表する企業からの受託も多い。

事業拠点も拡大しており、中国山東省青島市に加え、外部パートナーを通じて遼寧省大連市、北見市、東京都、大分県国東市、鹿児島県種子島でも受注業務を実施。また、東証スタンダード市場と札証アンビシャス市場に重複上場しているなど、情報管理などにおける信頼性を確保しているのも大きな特徴だ。バックヤードのソリューションプロバイダとして顧客の生産性向上により、カスタマーサクセスを実現する。