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シオンテクノス

札幌市東区にある本社社屋

業績の〝中身〟は過去最高。取引メーカーも拡大

業務用空調機の整備・保守、メンテナンスを行う「シオンテクノス」。現在、メンテナンス部門には47人のサービスマンが在籍しており、道内最大規模の人員数を誇る。

コロナが蔓延した2020年度でも増収増益を達成。スタッフ一人ひとりの技術力はもとより、24時間365日に対応する機動力が同社の成長を下支えしている。
「直近10年では2番目に良い数字でした。しかし、数年前にトップダウン経営からボトムアップ経営にシフトしたことを踏まえると、社員の主体性によって築いた売り上げですから、その価値は過去最高と言えます」と村野篤社長は胸を張る。

現在、国内空調メーカー大手8社のうち、2社のメンテナンス業務で道内1位のシェアを誇るほか、昨年からは、もう1社のシェア率も上昇して道内2番手にまでこぎ着けた。また、建物オーナーから「メンテナンスはシオンテクノスで」との要望を受けた空調メーカーの営業マンらの働きかけによって、今年5月には別の1社と新規契約も締結。主要メーカーの半数と取引を行うまでに業容を拡大している。
「取引メーカーを増やすために練りに練ったビジネスデザインを社員が形にしてくれました。また、社員一人ひとりの意識が高くなったと同時に、私の思考も変化しました。社員は自分の鏡です。社員が会社を信頼しないのは、トップが社員を信用していないからであり、私の役割はどんな時でも彼らを信じること」と村野社長は語る。

今年3月には幹部社員の意識共有を図り、幹部研修を実施。3年後の目標を幹部社員が自ら決め、そのための人材教育をはじめとする成長戦略を策定した。3年後から逆算し、今期と来期の目標も明確。チームとしての結束力も強固になった。また、5年後には複数の空調メーカーを取り扱う販売会社を設立する計画も浮上している。
「当社は平均年齢28歳の若い会社です。10年後を見据え、積極的なリクルーティングでさらに平均年齢を引き下げていきます。人材不足とサービスマンの高齢化が進む空調業界で、不動の北海道ナンバーワンになる」と村野社長。

村野篤社長