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いたがき

赤平市にある本店。店舗と工房、カフェスペースが併設されている

創業者から継承した製法で、愛着の湧く革製品を製作

1982年の創業以来、〝鞄のいたがき〟の愛称で親しまれ、タンニンなめし革にこだわった革製品を製造販売する「いたがき」。タンニンなめし革は型崩れしにくく、使うほどになじみ、深い色合いに変化していくのが特徴だ。その革を創業から変わらない製法で加工している同社の製品は、定期的に手入れすることで、末永く使用できる逸品だ。

中でも「鞍シリーズ」は代表的製品。堅固なタンニンなめし革でしか作れない製法で、職人たちの技術を集約した力作だ。1年程かけてしっくりと手になじんでくるという。
「鞍シリーズ」を含む同社製品は、直営店、インターネット、催事で購入できる。直営店は赤平本店を筆頭に全国6店舗あり、ゆっくり吟味できるよう静かな店作りを意識。丁寧な接客で、お気に入りの一品を見つける手助けをしてくれるため、来店客は後を絶たない。また、店舗限定品や2021年3月に改装した本店のカフェスペースも人気を博す。板垣江美社長は「コロナ禍の今こそ、都会よりリスクの低い赤平にお越し頂きたい。地方も負けずに頑張っています」とにこやかに語る。
催事では、「残りわずか」や「この機会だけ」の製品も販売。販売員が顧客にぴったりな製品を紹介してくれる。「催事は弊社とお客様の出会いの場」と板垣社長。実際、出会いを果たした顧客は長きに渡って魅了され続けている。

そのほか、同社ではノベルティ製作も請け負う。企業や学校等の周年記念品として好評で、小銭入れや名刺入れ、キーケースなどが人気。納期は約3カ月で1点から注文可能だが、納期に余裕があり、1製品50点以上の注文をした場合は定価より2割引きのサービスも用意している。メールやビデオ会議システムでの打ち合わせにも対応しており、遠方からの依頼でも安心だ。

板垣社長は「今後は、製法の継承者の育成に力を入れ、お客様の期待に応え続けていきたい。また、タンニンなめし革の良さも周知していきたい」と意気込む。

板垣江美社長
技術を集約して開発した大人気の「鞍シリーズ」
赤平本店に併設されている工房。製造・修理を一手に担う