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桑園むねやす眼科

竹田 宗泰 院長
たけだ・むねやす/札幌医科大学卒業。同大准教授、市立札幌病院眼科部長を経て、2010年4月開院。日本眼科学会認定眼科専門医。

患者の事情を熟慮し、一人ひとりにあった治療を計画

「コロナ禍で眼科への受診をためらう人もいるでしょう。治療を先延ばしにして問題ない病気もありますが、網膜の病気や視神経が損傷する緑内障は別。治療が遅れる・滞ることの代償は計り知れません」と話す竹田宗泰院長。

専門は加齢黄斑変性や糖尿病網膜症、網膜静脈閉そくなどの網膜疾患。さまざまな症例を診てきた。

「加齢黄斑変性のセルフチェックとして、アムスラーチャート(下図)を利用してください。まず中心部の黒点を片目ずつ見ます。その際に、歪みや欠け、中心部が見えないことがあれば、すぐに受診を。一刻を争います」と病状の進行によって失明した患者をはじめ、視力低下により日常生活がままならない患者を診てきた竹田院長は訴えている。

治療の基本は抗VEGF薬を用いた硝子体注射とレーザー光凝固術、光線力学療法(PDT)の組み合わせ。2020年は硝子体手術43例、レーザー光凝固術106例、硝子体注射1063例を実施した。加齢黄斑変性の完治は少ないが、早期治療で進行の抑制はできる。

竹田院長は「患者のライフスタイルはそれぞれ異なり、必要な視力も違います。また、遠方から通院するケースもあり、懐事情もさまざまです。当然、コロナの恐怖もあるでしょう。視力の維持・向上を図りながらも、個々の患者さんにとって最適な治療を考え、計画することが大切です」と語る。

また、緑内障やまぶた・涙の疾患は田村唯副院長が担う。

視野が徐々に狭くなる緑内障を放置すれば失明につながるため、コロナ下においても継続治療は必須だ。

田村副院長は「点眼やレーザー治療で眼圧を下げるといった適切な病状管理を継続的におこなえば、現状の視野を維持できます。通院は〝必要な外出〟です」と強調する。

早期発見にも尽力しており、新型のOCTなど各種検査機器を完備。「40歳を過ぎたら定期的な検診を」と呼びかけている。

涙目やドライアイ、眼瞼下垂などには日帰り手術も実施するなど、症状に応じて治療法を選択している。

田村唯副院長
硝子体手術のほか白内障手術なども実施
セルフチェックができるアムスラーチャート