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ほくうん

トラックは全て新車で購入。故障が少なくドライバーの士気向上にもつながる

茨城と愛知に営業所を開設。関東や西日本で業務拡大

「ほくうん」は、主に北海道と本州間のトラック輸送をおこなっている物流会社。1987年の創業以来、顧客のニーズに合わせて車両数を増やし、2020年12月1日現在で10㌧の大型トラックを中心に397台もの車両を所有。全国で物流業務を展開している。
これによって、本州大手の宅配や引っ越し業者、家具メーカーなどの依頼に迅速に対応している。このほか、機械やタンクなどの重量物や建築資材、生活雑貨、加工食品、農産品の輸送まで手がけており、この5年で売り上げは倍増。20年度の年商は約78億円となっている。
この業容を下支えするのが積極的な設備投資で、顧客の要望にいち早く応えている。20年9月には福島営業所を移転し、茨城県水戸市に「茨城営業所」を開設。関東地域での業務展開がより迅速になった。
「すでに15台のトラックが稼働しています。今後40台まで増車する計画です」と森高義男社長。
西日本や九州での業務にも注力するため、21年からは愛知県名古屋市に「名古屋営業所」も開設する予定。
また、設備投資に加え、厳格なコスト管理もおこなっている。特に物流会社の支出で大きなウェイトを占める燃料代は、変動する価格に合わせて仕入れ先を毎週変更するほか、冬季間のアイドリングを抑止するため道内に先駆けて全車両にベバストヒーターも導入した。
これは、エンジンをストップしたままキャビン内を暖房できる空調システムで、燃料代の大幅な節約につながった。
「燃料代はもちろん、売り上げなどのあらゆる数字を車両1台ごとに管理するシステムを構築しています。これを生かすことで素早い経営判断ができます」と森高社長。
トラックにはAI搭載型ドライブレコーダーの導入も進める。ドライバーの健康状態や事故などの状況を、本社でリアルタイムに診断する。エンジンを止めることで一部機能をオフできるため、アイドリング抑止も期待できる。
「物流は24時間動き続けていますが、働き方改革への取り組みも進めています。年商100億円を目指したい」と森高社長は抱負を語る。

ほくうん本社
森高義男社長