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旭イノベックス

左から伊藤伸彦土木鉄構事業部長、西村茂住環機器事業部長、星野幹宏社長、星野恭亮会長、工藤孝志建築鉄構事業部長

3事業部が成果。冷暖房で全国、樋門で海外展開へ

20年も「建築鉄構」「土木鉄構」「住環機器」の3事業部が着実に業績を伸ばした。

「建築鉄構」事業部は、技術力で差別化を図っている。建設業界で話題の技術「BIM」にはいち早く取り組んでおり、7年目。鉄骨の3Dモデルをつくるもので、CADに比べ圧倒的に情報量が増える。この技術があるからこそ、ウポポイや北海道議会庁舎など難しい建築物も手掛けることができたという。今後も多数ある札幌市内の大型再開発案件の受注に全力を注ぐ。

「土木鉄構」事業部はオートゲート、バタフライフロートの2つの樋門が好調。星野幹宏社長は「国際競争力のある製品。海外特許も申請中です」と海外展開を視野に入れる。 

唯一、苦戦を強いられたのは「住環機器」事業部。一般戸建て住宅の着工数減少により、パネルヒーターの需要も減った。

「コロナの影響だけではなく、消費増税の駆け込み需要の反動が大きいと分析しています」と星野社長。これを証明するようにコロナ禍の中でも9月以降は着工件数が増加し、パネルヒーターの受注も増えている。本州では冷房のニーズが高まっており、冷暖パネルを全国展開していく構えだ。

定期採用を取りやめる企業が多い中、来春も8人の新卒採用を予定。また、シニア層の戦力化も進めている。「定年を60歳から65歳に延長しました。健康寿命が延び、60歳から65歳は働き盛り。延長期間に技術の伝承を進めていく」(星野社長)

BIMで作成した「ウポポイ」の鉄骨3Dモデル
新設の「北24条大橋」を架設
インテリアにもなるパネルヒーター