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山三ふじやがコーヒー酒「12DRAGON」を発売

「12DRAGON」

「山三ふじや」(本社・千歳市、渡部順大社長)が、鹿児島県の酒造メーカーと共同でコーヒー酒「12DRAGON(トゥエルブドラゴン)」を12月から販売している。

 山三ふじやは、新千歳空港の売店運営や酒類の卸などのほか、千歳市を盛り上げる自社ブランド商品の開発にも取り組んでいる。

 グループ会社「サウザンド」でANA新千歳空港(本社・千歳市)などとコラボしたギフト商品も開発。アンテナショップとして、カフェ「12COFFEE」(千歳市北栄2)も運営している。

 2023年12月12日から販売を開始したコーヒー酒「12DRAGON」は、これまでのノウハウの集大成ともいえる新商品。自社で剪定や焙煎までを手掛けたコーヒー豆を、原田酒造(本社・鹿児島県)の黒糖焼酎「昇龍」に漬け込んで製造する。約3年の開発期間を経て、漬け込み時間やアルコール度数の調整など試行錯誤を繰り返して完成にこぎつけたという。

 同商品はブランデーのような芳醇な香りと、高級コーヒー豆の華やかで甘味のある香りが融合。サトウキビから造った黒糖がコーヒーの濃厚な風味でスッキリとした味わいになった。

 渡部社長は「コーヒーとアルコールは相性が良い。蒸留酒のため、二日酔いにもなりにくい。身体に優しいお酒です。飲み方も多彩で、ロックはもちろん水割りやお湯割り、炭酸割りのほか、牛乳や豆乳割りなどもおすすめです」と話す。

 希望小売価格は720㍉㍑5500円(税込み)。同社のカフェや千歳市内で販売。今後は酒類卸のルートを生かして販路を拡大する計画だ。