吉田学園

世界レベルの技術を習得。進路変更にも柔軟に対応
長きにわたり、道内の教育界を先導してきた「吉田学園」。現在は札幌市内に大学1校、大学校4校、専門学校5校を運営するなど、総合学園としての地位を確立している。
今年4月には「吉田学園情報ビジネス専門学校」が校名を変更。「専門学校北海道サイバークリエイターズ大学校」として新たなスタートを切った。
コースは、情報システム(2年制と3年制)、ゲームクリエイター(3年制)、CGデザイナー(3年制)、先端テクノロジー(4年制)
の5学科12専攻。AIやIoTスキルを有したエンジニア、ゲームプログラマー、モーションデザイナー、3Dモデラーなどを目指す。
中でもCGデザイナー学科では、アニメCG制作会社「ウタリカ」(本社・札幌市)の制作スタジオを校舎内に設置。トップクリエイターから直々に学べる環境を整備している。
さらに、昨年9月には、カナダの映画・映像系専門学校である「バンクーバー・フィルム・スクール(VFS)」と協定を締結。同スクールは、40年以上にわたり世界トップレベルのクリエイターを輩出しており〝北のハリウッド〟とも呼ばれるバンクーバーにある名門校。同スクールの講師によるオンライン講義で、札幌にいながら世界の技術を学べる環境を構築したほか、今年5月のVFS訪問では、さらなる教育連携を図る合意も得た。
また、同校では学びながら進路選択が可能な「スイッチメジャー制度」を導入。〝本当にやりたいこと〟が入学後に見つかる生徒のために、専攻変更や学びの延長(3~4年制への転科)、大学編入が可能となり、進路実現に向けて柔軟に対応している。
なお、同校は文部科学大臣指定の専門課程のため、4年制学科卒業時は大学卒業と同等と認められた「高度専門士」の称号が付与され、大学院進学も可能となった。
一方、多文化共生が進むなど社会ニーズが変わる中、道内初の韓国語を学べる「北海道グローバル外語専門学校」を4月に開校した。
学科は3つ。「韓国語コミュニケーション学科」(2年制)では、ネイティブ教員などから韓国語を主とし、英語や英会話などの語学スキルを習得。グローバル視点の科目も設定し、多文化・異文化の理解にも力を注ぐ。
また、釜山外国語大学校と韓国外国語大学校との協定に加え、慶熙大学校、建国大学校、漢陽大学校の5大学校との協定も締結。必修の短期留学(研修)や希望者には語学留学、卒業後の編入学先として、現地教育機関との積極的な連携も図っている。
留学生を対象とした「グローバルビジネス学科」(2年制)と「ビジネスキャリア学科」(1年制)では、日本での就職や大学・専門学校への進学を見据え、日本語やビジネススキルの修得・向上に努めている。

