アスリートインタビュー

北海道日本ハムファイターズ

【斉藤こずゑのファイターズじゃないと♡】白村明弘氏

引退後の人生も大事と考えていた現役時代。今は金融ベンチャーで奮闘

現役時代の証、手の平のマメが……

 斉藤 新型コロナ感染拡大のため、選手との対談企画は中止となります。今回はファイターズOBの白村明弘さんにリモートインタビューを実施しました。

 白村さんは現役引退後、東京にオフィスを置く金融ベンチャー「SYN Group(サイングループ)」で、ファイナンシャルアドバイザーとしてセカンドキャリアをスタートさせています。画面越しからですが、体形や顔はほとんど変わらないですね。

 白村 現役時代と変わらず、ご飯もたくさん食べていますけど、「痩せた?」と言われることが多いですね。自分としては少しおなかが出てきたかなと思っています。顔、太って見えないですか?

 斉藤 全然そんなことないですよ。相変わらずカッコイイです!

 白村 そんなことないですけども……(照れ笑い)

 斉藤 手の平のマメは消えました?

 白村 めっちゃキレイになりました!(手の平をパソコン画面に見せる)

 斉藤 わぁー、現役時代とは全然違いますね。引退の決断は早かったですね。

 ©財界さっぽろ

 白村 僕自身、プロになる前から、野球はいつか終わるものだから、その後の人生も大事だと考えていました。小さいころから、両親の教えとして「野球だけではダメ」というものがありましたから。

 斉藤 なぜ、今のお仕事を?

 白村 ファイターズを戦力外になったあと、球団から「職員として残らないか」と言われたんですけど、野球以外の世界も見てみたいと思っていました。

 サイングループは親友が立ち上げた会社で、声をかけてもらったのがきっかけでした。今はファイターズ時代と同じように、個人事業主という形でサイングループに所属しています。

 野球は今でも大好きですし、いずれはまた携わりたいと考えていますが、今はこの業界で頑張りたいと思っています。

 実際の仕事は保険代理店のようなことをしています。もともと営業職をやってみたいと思っていたので、楽しく働いています。

 お客さまの保険を見直したり、新しい保険を勧めたりするのがわかりやすい業務内容になります。そのお客さまに一番いいものを提示するためには、しっかり勉強してプラン内容を伝えないといけない。やりがいを感じています。

 斉藤 白村さんは営業職に向いていると思います!ファンの顔を覚えたりするの得意でしたよね。人の懐にもスッと入っていける。だから、中田翔選手や斎藤佑樹投手のような、初対面では身構えてしまうような先輩たちにもかわいがられていましたよね。

 白村 ありがたいことに、いい先輩に恵まれたと思っています。対象的な方だと思うんですけど、お二人から学ぶことはとても多かったです。

 ファイターズでの現役生活7年間は野球以外でもいい財産になりました。球団には感謝しかないです。

(構成・竹内)

……この続きは本誌財界さっぽろ2021年9月号(8月14日発売)でお楽しみください。


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(はくむら・あきひろ)1991年12月11日、岐阜県生まれ。B型。右投げ左打ち。慶應義塾大学卒。2013年ドラフト6位で北海道日本ハムファイターズに入団。15年には中継ぎ投手として50試合に登板するも、以降、肩の不調に悩まされる。19年には打者転向。20年シーズン限りで現役を引退。現在は金融ベンチャー「SYN Group(サイングループ)」に所属し、ファイナンシャルアドバイザーとしてセカンドキャリアを歩み始める。