最新号のさわり

財界さっぽろ 2021年12月号目次

怒濤の衆院選特集「“半月後でも面白い話”」

道内12の小選挙区当選者。上段左から道下大樹(1区・立憲)、松木謙公(2区・立憲)、高木宏壽(3区・自民)、中村裕之(4区・自民)、和田義明(5区・自民)、東国幹(6区・自民)の各氏。下段左から伊東良孝(7区・自民)、逢坂誠二(8区・立憲)、山岡達丸(9区・立憲)、稲津久(10区・公明)、石川香織(11区・立憲)、武部新(12区・自民)の各氏 ©財界さっぽろ

比例道ブロック(定数8)の当選者。上段左から鈴木貴子(比例単独1位・自民)、渡辺孝一(比例単独2位・自民)、堀井学(9区比例復活・自民)、中川郁子(11区比例復活・自民)の各氏。下段左から大築紅葉(4区比例復活・立憲)、荒井優(3区比例復活・立憲)、神谷裕(10区比例復活・立憲)、佐藤英道(比例単独1位・公明)の各氏 ©財界さっぽろ

 今回の衆院選ほど、流れが読みにくい戦いはなかった。道内小選挙区は自民・公明の与党が7勝5敗と勝ち越し。自公連携の象徴区、10区の公明候補・稲津久は当初苦戦も報じられたが、終わってみれば快勝した。6区の自民新人・東国幹は圧勝し、3・4区は大接戦ながらいずれも自民候補が競り勝った。立憲民主党では、出馬表明からわずか2カ月の新人・大築紅葉が自民現職を約700票差まで追い詰め比例復活を果たした。

 他方、勝ち越した与党サイドでさえ、勝敗を分析できていない。選挙戦の最中に行われた各党・マスコミの情勢調査は大きなバラツキがあった。まさに摩訶不思議な今回の激戦を「緊急記者座談会、複雑怪奇な戦いの舞台裏」で振り返るほか、本誌総力取材による特大ボリュームで“半月後でも面白い話”をお届けする。

洋上風力の拠点港誘致で道内は乗り遅れる!?

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 国内の大手企業が洋上風力に熱い視線を注いでいる。大規模な洋上風力発電は総事業費が数千億円規模に膨らむ。巨大な新興マーケットが今まさに日本各地で産声を上げようとしているわけだ。他方で洋上風力は部品数が多く、部材を保管し組み上げる「拠点港(基地港湾)」が建設に欠かせない。道内にも日本海沿岸を始め洋上風力の適地があり、拠点港の誘致を目指す自治体も存在するが「まだ先の話」といったのんびりムードがあるという。その背景を探った。

北海道開発局長(橋本幸)インタビュー・本道の“生産空間”を維持、発展させていく

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 7月に就任した北海道開発局長の橋本幸氏は1964年石狩管内当別町出身。札幌南高校、北海道大学大学院工業研究科土木工学専攻修了後、旧北海道開発庁へ入庁。道路行政を歩んできた。その中で2019年度にはJR北海道へ出向。頓挫の危機にあった札幌市とJR北による北海道新幹線駅ビル整備に尽力するなど、優れた調整能力を発揮してきた。第8期北海道総合開発計画では、本道の地方部こそが豊かな食と観光資源を生み出す“生産空間”と定義。同計画の核心部として策定に尽力した。

 一方、橋本氏は現役ミュージシャンとしての顔も持つ。自身が企画・構成・演奏する「ハシモトコウアワー」はチケット300枚超が瞬く間に売れる人気のライブだ。親方日の丸勤めとアーティストの二面性はいかにして形作られたのか。本誌連載「旨いを結ぶ玉箒」のライター・小西由稀氏が橋本氏の半生を綴る特別読物も掲載。

石屋製菓(石水創社長)が語る・父との別れ、ドバイ進出、ベーカリー挑戦

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「白い恋人」を生み出し世に広めた石屋製菓名誉会長の石水勲氏が今年9月、惜しまれながら世を去った。本誌は、長男で父の遺志を継いで社長に就任して今年で8年となる創氏を直撃。先輩経営者としての勲氏からかけられた言葉などを本誌に語った。また長引くコロナ禍の影響で苦境に喘ぐ観光土産の菓子メーカーながら、創氏は他社とのコラボレーション、製パン事業など意欲的に挑戦を続けている。12月に中東のアラブ首長国連邦のドバイに初出店するのもその1つ。海外進出の狙いや「北海道でしか買えない」というこれまで採ってきたブランド戦略の今後についても語っている。

特集 “総まくり”コロナ禍の給料

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 毎年12月号掲載の本誌恒例特集。新型コロナウイルスの感染拡大により、道民の給料はどう変化したのか、日本・道内の給料実態を大解剖した。「職種別“気になる給料”」では主要40種の平均年収(北海道平均・全国平均)を総ざらい。販売店員、幼稚園教員、看護師など身近な職業をピックアップし、コロナ禍での仕事の変化などを深掘りした。また「道内全上場企業、給料が上がったのはここだ!」では、道内上場が公表している有価証券報告書から社員の平均年収を抽出。コロナ禍で給料がダウンした企業もあるがアップしたところも。このほか、道内180の全自治体職員給与をランキングで紹介している。