【今月号特選記事】札幌で“ビジュアルおはぎ”がひそかなブーム

 白あんで花をあしらうなど、ビジュアルにこだわったおはぎ専門店が全国各地に広がっている。

 道内でいち早く始めたのは、19年オープンの「甘味処 おはな」(札幌市中央区南15西9)。  

 店主の中村雄一さんは、和菓子屋の開店を目指して東京を回っていたときにビジュアルおはぎに出会い、衝撃を受けた。その後東京で花づくりの講習を受け、開店にこぎ着けた。

 かわいらしい見た目や「紫苑」「栗田」「桃尻」「粉まみれ」といったインパクトのある商品名で「甘味処 おはな」は人気店に。

 21年にはススキノに2号店をオープン。今年6月には大丸札幌店の催事に初出店し、一日1000個以上の売り上げを記録した。

 今年4月に札幌・宮の沢エリアにオープンした「咲華(しょうか)」(西区宮の沢1条1丁目)。マカロン専門店「KIRSCHE(キルシェ)」の姉妹店だ。

 店主の長谷さくらさんは元ネイリスト。店内には、ネイルとマカロンの技術をおはぎ作りに生かした、オリジナリティあふれるメニューが並ぶ。

 1番人気はコーヒー味のおはぎにクリームチーズあんの花を乗せた「ティラミス」と、イチゴソースをまぜたピスタチオ味のおはぎに、イチゴのフリーズドライ入りの花を乗せた「いちごとピスタチオ」だ。

 従来のおはぎはどっしりとしていて、ひとつ食べれば十分というイメージ。

 「咲華」では一つひとつを小ぶりにして、さまざまな種類を楽しめるようにしている。

 見た目も華やかでインパクト抜群だ。

 ビジュアルおはぎに欠かせない“花”づくりについては、個人教室で習うことができる。

 札幌の円山公園エリアにある女性専用スイーツ教室「dot Deco.(ドットデコ)」では、おはぎやもなかに花を乗せた「和花スイーツ」作りを楽しめる。

 講師の堀志穂さんはこの“花”の起源について語る。

 “花”の起源や作り方、それぞれの店舗の年齢層などについては発売中の財界さっぽろ9月号にて。

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