月刊「財界さっぽろ」

【異色対談】橋本幸北海道開発局長 × オフィスキュー伊藤亜由美社長

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 国の北海道総合開発計画のもと、道内インフラ整備の実行部隊を務める北海道開発局。昨年7月に開発局長へ就任した橋本幸氏は、学生時代に音楽へ傾倒。今も折に触れてプロとして演奏活動をする異色のトップだ。

橋本幸氏 ©財界さっぽろ

 一方のクリエイティブオフィスキュー社長・伊藤亜由美氏は、長年北海道から日本、世界へ発信し続け創業30周年を迎える北海道の芸能事務所トップとして活動を続けてきた。

伊藤亜由美氏 ©財界さっぽろ

 両者は4月、包括連携協定を締結。国土交通省の地方整備局レベルで芸能事務所と協定を結ぶのは全国でも例がない試みで、今後、食や観光といった所管事業での連携や、2050年の北海道の姿を話し合う懇談会に同社が参加するという。

 橋本氏と伊藤氏のの共通点は演劇。橋本氏は北海道大学在学中、同大演劇研究会は「ほうぼう舎」で音楽担当を務めた経歴を持つ。同じころ、伊藤氏は元夫でオフィスキュー会長・鈴井貴之氏が主宰する「OOPARTS」に所属する劇団員だった。両劇団は80~90年代の札幌を代表する劇団として活動、互いの存在はもちろん知っていたが、面識はなかったという。

 今回の協定はそうした関係性もあって橋本氏からアプローチ、実現したものという。本誌独占の記念対談では、協定実現に至る経緯などもふたりに語ってもらっている。


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