連載・田中賢介、まだ見ぬ小学校へ(最終回)理事長が開校を語る

「小学校」をつくると公言してから、2年間が過ぎました。ここまでの道のりはあっという間といえば、あっという間でした。いや、やっぱり長かったかな~。いろいろな感情が交錯しています――
元プロ野球選手、北海道日本ハムファイターズSAの田中賢介氏の小学校がようやく“形”になった。田中学園立命館慶祥小学校が4月6日開校した。建学の精神は「学ぶを、幸せに。」学校目標は「世界に挑戦する12歳」だ。本誌では2020年11月から開校までの道程を記してきた。連載最終回は理事長・田中賢介に小学校への思いを改めて聞いた。
北海道で、私立の小学校ができるのは、実に70年ぶりのこと。資金・収支面など、クリアしなくてはならないことがたくさんあった。「もうダメかもと思った」ことは3回ほどあったというが、諦めずに開校準備を進めていけたのは、「多くの方々の協力やサポートがったからです」と語る。
学校目標にもあるように、田中学園ではチャレンジすることを重視する。さらに、チャレンジしたことでしてしまった失敗をより大切にしていく。それは子どもたちだけではなく、先生たちにも求める。「失敗をどんどん糧にしていきたい。そこが当学園の良さだということを浸透させていきます」と話す。このほか、田中学園をつくった意味・意義、校舎や先生たちについて、将来像などを明かしている。
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