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News&Files 2020年2月号
取材日:2019月12月

写真大 土屋公三氏が社団法人の代表理事を務める

写真 ビジネス手帳としてロングセラーを続ける3KM手帳 写真 全国で講演やセミナーを開催し3KMの伝承を目指す

土屋氏が社団法人「3KM生涯幸福設計」を設立

 土屋ホールディングスを一代で築いた土屋公三氏が、このほど社団法人「3KM生涯幸福設計」を発足した。自身が考案した社員教育プログラム「3KM」の普及と伝承が目的で、新年から全国で本格的な活動を開始する。

 土屋ホームなど2社を東京証券取引所に上場させるなど、長きにわたり経営の最前線で活躍してきた土屋公三氏。現在は第一線を離れ土屋ホールディングス創業者会長として経営講座やセミナーの講師を務めるほか、2010年に「人間社長塾」を開講。道内の経済界を担う後進を育成し、これまで500人以上の卒塾生を送り出している。
 土屋氏が考案した3KM理論は今や全国で1500社以上が導入している。社団法人「3KM生涯幸福設計」は自身が代表理事として、その普及と伝承を目的に発足させたものだ。
 3KMのKは「個人」「家庭」「会社」の3つ頭文字、Mは目標(Mark)と管理(Management)意欲(Motivation)を意味する。3Kそれぞれに対し3つのMを1年、3年、10年後と詳細な目標をつくり、チェックと修正を繰り返す。企業人だけではなく家族人、個人として自己を実現し幸福な生涯を目指すプログラムだ。
 土屋氏は1969年の創業間もなく企業経営は仕事オンリーでは限界があると感じて3KM理論に辿り着き、これを基に社員教育プログラムを構築する。土屋グループの根幹をなす理論ともいえるものだ。
 昨年春には新卒内定者35人全員が入社した。これは3KM理論による企業風土が若者に支持されたことを如実に示す成果といえる。
「いわば渋沢栄一の『論語と算盤』です。社員の人格形成と利益のバランスがとれてこそ企業は成長できる」と土屋氏。
 また「特に近年は働き方改革が叫ばれるようになりました。1週間168時間のうち仕事は1日2時間の残業も含めて10時間とすれば週50時間。睡眠や食事などの生活時間は約63時間。つまり残りの約55時間は自由な時間であり、働く時間よりも長いんです。この時間をどう過ごすかで人生は違ってくる。時代が3KMの理念に追いついてきている」とも。
 社団法人の活動は、北海道、東北、関東、東海、近畿、中・四国、九州の他、ベトナム、中国の9ブロックに分け、それぞれに代表世話人を置いて啓蒙活動をおこなう。導入には個人会員が、3KM手帳(3000円相当)と8時間の講座(年間何度でも受講可能)がセットで年会費6000円。法人会員は、DVD「成功への十訓」などのセットで年会費10万円。 
「京セラ名誉会長の稲盛和夫氏が経営哲学を伝える盛和塾が19年末に解散しました。私も95年の第4回全国大会で全国優勝の稲盛経営者賞をいただきましたが、貴重な教えを残すのは難しいと実感しました。しかし次世代のために3KMを伝承するのが私の使命と思い社団法人設立を決断しました」と土屋氏は経緯を語る。