HooKが好発進。多彩なマッチングで入居企業を支援
道内最大規模のスタートアップ支援拠点として7月に開業した「HooK(フック)」が、一部区画で満室となるなど好スタートを切った。一般企業も入居対象として企業同士の交流や協業による新ビジネスを創出する。
「HooK(フック)」は、旧HBC本社跡地で10月3日にグランドオープンした複合ビル「アーバンネット札幌リンクタワー」(札幌市中央区北1条西5丁目)の目玉施設として7月に先行オープンした。オフィスやホテルが入る同ビルのサウス棟2〜7階に入居している。
コワーキングスペースやミーティングルームのほか、24時間利用できる個別のスモールオフィス、最大120人を収容するイベントラウンジなどを備える。開業から間もないものの、すでに一部の区画は満室となるなど順調なスタートを切っている。
事業主のNTT都市開発(本社・東京都千代田区)と札幌市はスタートアップ支援に関する連携協定を締結。道や札幌市、北海道経済産業局および民間企業で構成される「STARTUP HOKKAIDO実行委員会」の連携施設のひとつとして、行政による創業支援や士業との接続など、入居企業はさまざまな公的サービスをシームレスに受けられる。
運営を担うのは、全国70以上の共創拠点を運営するATOMica(本社・宮崎県宮崎市)とデジタルガレージ(本社・東京都渋谷区)の関連会社「DGフィーリスト」(本社・札幌市)。ATOMicaの全国ネットワークに加え、デジタルガレージが全国で手がけるスタートアップ支援・投資プログラム「Open Network Lab」の北海道コミュニティ「OnlabHOKKAIDO」の活動拠点として、全国の起業家やプログラムの卒業生との交流、連携、投資家とのマッチングで入居企業を支援する。
施設内にはコミュニティマネージャーが常駐し、入居企業同士の交流やビジネスマッチングもサポート。イベントやセミナーの開催で企業同士の接点も増やす。
入居対象を道内スタートアップに限定せずに広く受け入れている点も同施設ならではの取り組みだ。単なるオフィス機能の提供にとどまらず、ここに集うスタートアップと一般企業や道外企業との出会いと交流を活性化させることで、協業や新たなビジネスモデルの創出にもつなげる。
9月に入居した一般社団法人「北海道ニュービジネス協議会」の宮田昌利理事長は「STARTUP HOKKAIDOやOnlabと、我々のように地元に根ざした比較的オールドなビジネスが連携することで、DXからAX、GX時代となった北海道に新たなうねりが生まれると思います」と期待を込める。
入居に関する問い合わせ、資料請求はHP(https://hook-linktower.com/)まで。