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ダットジャパン

清水建設向け開発を支えるチーフエンジニア。左から横井英紀部長代理、田西耕己執行役員、 丸山迅 次長

設立から40年余り。顧客とともに進化を続ける

 システム開発の「ダットジャパン」は、1986年の設立以来、ゲーム開発や建設業向けパッケージソフト、BPO(バックオフィス業務の受託サービス)、AIの伴走支援やAI駆動開発へと事業領域を広げてきた。時代のニーズに順応した新たな取り組みで、新市場を開拓する「進化する力」が同社の強みだ。

 事業の柱はシステム受託開発とBPO。佐脇由宏社長が「当社の特長は、顧客業務の一部をBPOで実際に自ら運営・学習し、その知見をもとに業務改善やシステム開発を行うこと」と語るように、顧客の事業を内側から進化させることで、自社も進化することを目指している。

 これらを業務改善やシステム開発に生かし、現場で機能する仕組みを構築。取引先には清水建設、高砂熱学工業、スパイダープラス、JR北海道などの大手企業が名を連ねる。

 一方で、AI分野でも進化を続ける。今年7月には、LINEの開発で知られる韓国IT大手「NAVER」の出身者が設立したAIスタートアップ「サイオニックエーアイ」と業務提携した。 

 サイオニックエーアイが提供するAIエージェント構築プラットフォーム「STORM Platform」は、高度なセキュリティー環境でのAIによる企業内データの利活用を可能にするため、個人情報などを取り扱う業界や企業向けに特に強みを発揮する。同プラットフォームの日本販売代理店として、自社が持つ各業界の業務知識とシステム開発、運用ノウハウを生かし、オーダーメイドのAI開発や運用の支援を担う。

 進化しているのは事業だけではない。佐脇社長が事業承継をした2023年以降、人事制度改革や管理業務の効率化、社員の声を吸い上げる仕組みづくり、事務所の増設など、社内改革にも取り組んできた。売上高は3年間で1・5倍に伸長したほか、26年には北海道働き方改革推進企業認定制度の最高ランク「ゴールド」にも認定。さらに、登録企業数約600社中18社のみが認証されている札幌SDGs先進企業認証も受けている。

 今後は、現在のビジネスモデルと組織をさらに進化させ、収益力の向上を図りながらジョブローテーションなどを通し、属人化の解消にも取り組んでいくという。

「自然界には、花の形が進化するとその蜜を吸って受粉する昆虫の形状も進化する『共進化(Co‐Evolution)』という概念があります。当社も、社員とクライアントの双方が進化し続けることを目指しています。斯様な進化を通じて、北海道に貢献できれば」と佐脇社長。

常に進化し続ける若手社員
7月にサイオニックエーアイと業務提携