パイプライン
給排水管を補強で改修。道内唯一の工法でコストを削減
マンションの給排水管取り替え工事は、大規模になりやすく、時間や費用がかさむうえ、工事期間中は騒音が発生したり水回りが使用できないなど、居住者への負担も大きい。
そこで紹介したいのが「FRPライニング工法」だ。高い成形性と強度が特長の繊維強化プラスチックを用いることで、工期を短縮し費用を削減できる。 全国で実績を積み重ねており、ホテルやオフィス、公営住宅などの公共施設でも普及が進む。
分譲マンションでは全国で導入が加速。管理組合からの問い合わせが急増している。
道内で唯一、このFRPライニング工法を施工できるのが配管設備会社の「パイプライン」。20年以上にわたり道内外で配管工事を手掛けてきたプロフェッショナル集団だ。
中田英一社長は「配管内部をクリーニングした後、FRPを張り付け(ライニング)して樹脂パイプを成形する工法です。既存の配管を取り替えることなく内側から補強できます。きれいになるだけでなく、さびや穴あきの補修も可能です。いわば管の〝再生〟です」と語る。
日本下水道新技術機構の技術審査証明も取得しているこの画期的工法により、通常3カ月かかる工期を約半分に短縮でき、費用も2~3割ほど安くなるという。
また、住民生活に関わる負担も軽減できる。
「作業員が居室へ侵入する機会を減らせます、例えば取り替え工事の場合、全住戸で壁開け工事が必要ですが、施工条件によっては最上階と最下階のみで済むケースもある。壁などを破壊するはつり工事等も少ないため騒音等も出にくい」と中田社長。
住民不安解消のため施工前には説明会も開催する。
「従来工法では施工不良によるトラブルも少なくありませんが、当社では施工時はもちろん施工後にもカメラで配管内部を詳細に確認するなど、品質管理も徹底しています。最大20年の修理保証を付けています」と中田社長。
さらに、廃材の発生も最小限に抑えられるため、サステナブルな工法としても評価が高い。
中田社長は「社員の技術向上にも力を入れており、本州の現場で実践的な研修を実施しています。今後は社内に3~4班のチームを編成し、より専門的に対応していく構想もあります。質の高い工事を提供していきたい」と語る。