大洲電気

来年は創業60周年。電気と通信工事のコンサルで躍進
法人向け電話交換機システムやネットワーク設備、医療情報機器、防犯カメラなど、情報通信設備に特化した工事とコンサルティングを担う「大洲電気」。
全道と首都圏をメインに安定した受注があり、顧客は企業や空港、医療機関、商業施設など多岐にわたる。
昨年も総合病院のネットワークと電話交換機設備の設置や空港滑走路向けのカメラ設置工事のほか、今年も本州企業のオフィス移転に伴う大規模LAN工事を予定する。
一般的に電気と通信工事は、別々の会社に依頼するものだが、同社は両方の工事免許を取得しているため、短期施工とコスト低減を実現しているのが特長だ。
澤田博和社長は「当社の施工品質とスピード感を両立しているのが、高い意識と技術力を持つ社員の存在です」と語る。
同社では、若手からベテランまで、通常業務の傍ら社内外の研修へ積極的に参加。高難度の資格取得を目的とした勉強時間の確保など、全ての技術者がスキル向上に努めている。
「社員の熱意に応えるため、社内には現場同等の電話交換機を設置しました。製品の組み立てから稼働、解体まで、実戦さながらの環境で学ぶことができます」と澤田社長。
こうした取り組みは業界の内外から注目されており、今年はスキル向上を志す4人の社員が入社した。
澤田社長は「来年は創業60年の節目を迎えます。創業から一貫して〝お客様目線で良いものを提供すること〟を貫いてきましたが、この思いは変わりません。一方で人材不足が深刻化する中、ヒトへの投資や教育の強化が課題でもあります。社員を大切に育てていき、永続企業を目指します」と語る。



