北雄ラッキー

白老店、南幌店を新規出店。次期は増収増益を予想
「ラッキー」や「シティ」などのスーパーマーケットを全道に33店舗展開する。
物価上昇による消費者の節約志向の高まりや人件費・光熱費などのコスト上昇に加え、大型店の「ラッキー発寒店」の閉店が影響し、2025年2月期の決算は、売上高が369億1200万円(前年同期比2・7%減)、営業利益が2億4300万円(同52・3%減)、当期純利益が1億4200万円(同53・5%減)となった。
24年8月に「ラッキーマート白老店」、11月に「ラッキーマート南幌店」を新規開店、3月に「ラッキー岩内店」の店舗改装を実施しており、次期から通期業績に寄与する。
差別化戦略として6つの商品戦略の柱(6MD)を強化。特に「テイスティラッキー」(高品質商品)と「ナチュラルラッキー」(オーガニック食材)を重点に優位性の確保を図ったほか、低価格商品の開発で品ぞろえを拡充してファミリー顧客層の深耕を行った。また、セルフレジやキャッシュレス端末の導入、ユーザビリティの向上とコストの改善を実現した。
次期は、25年9月に「ラッキー千歳錦町店」改装、10月に「低温センター」の改修を計画。引き続き堅実経営を実施し、売上高379億円(同2・7%増)、経常利益4億円(同95・1%増)、当期純利益2億5000万円(同75・5%増)の大幅な利益増を予想。2期ぶりの増収増益を見込む。


