ダイイチ

1年半で4出店。26年9月期は売上高600億円超を狙う
帯広市を地盤に旭川市や札幌市などにスーパー「ダイイチ」を26店舗(2025年3月末現在)展開。〝フレッシュ&ハート〟をモットーに地域ナンバーワンの店づくり、人づくり、商品づくりに取り組む。
24年9月期決算は売上高518億2700万円(前年同期比7・9%増)、経常利益19億5800万円(同7・6%増)、当期純利益14億2400万円(同15・4%増)と増収増益となった。物価が高止まりする中、「品質・鮮度」、「適量・適正価格」を追求し、23年11月にすすきの店、24年9月に稲田店(帯広市)をオープンしたことで、増収は14期連続となった。
24年11月に千歳店、25年3月にアリオ札幌店を新規出店した効果で次期も大幅な増収を見込む。特に、札幌市の都心部への出店という新たなビジネスモデルとなったすすきの店やアリオ札幌店が好調推移し、知名度やブランドイメージ向上に大きく寄与した。
若園清社長は「すすきの店以降、約1年半という短期間で4店出店は大きな挑戦となりました。全社を挙げた取り組みで中期経営計画で掲げた出店計画を前倒し、計画を上回る出店数を達成しました」と語り、今後は新店効果の早期最大化と既存店の活性化に取組み、26年9月期の売上高600億円超えを目指す。
「コンプライアンス徹底やSDGsにも積極的に取り組み、地域における存在感を揺るぎないものにしていきたい」と若園社長。

