鈴久名建設

スーパーゼネコンと共同で若手育成の環境を整備
とび・土工工事一式を担う「鈴久名建設」。大林組(本社・東京都港区)の道内案件の一次下請けをメーンで務め、来年には創業100年を迎える。
38歳の鈴久名将社長は、道内における大林組協力会社の青年部会で構成する「大林組札幌林青会」の会長も兼務。若手の育成に力を注ぐ。
同会と大林組の共同で行う「NGFプロジェクト」がその1つ。各社の若手社員の育成と定着を目的に、建設現場の環境改善や安全管理などを大林組とディスカッションする。
鈴久名社長は「お互いの〝生の声〟を交換できる機会を創出し、次世代の職長の育成を加速させたい」と語る。
また、昨年には札幌林青会と大林組札幌支店でフットサルチームを設立。福利厚生とともに、
両社のコミュニケーションの場として一役買っている。
一方で、女性が働きやすい環境を整備しているのも特徴だ。
「産休・育休の取得はもちろん、産前と復帰直後はリモートワークも可能です。業務内容や時間を調整しながら、本格的な復帰を目指してもらいます」と鈴久名社長。
現場職長
山田 飛陽悟さん
4月で入社6年目になりました。社長は若く、何でも気兼ねなく相談できるため、部下からの信頼も厚いです。大林組さんの現場に入るので、大規模物件に多く携わる事ができるのが最大の魅力ですね。また、フットサルチームには、60歳から18歳までの人達が約50人所属しています。大林組の社員さんとコミュニケーションもとれ、現場での業務円滑化にもつながっています。