ダンテック

4月からは土日祝が完全休み。学生人気も高い道内大手企業
「人々が生活する上で大切な『空気と水』に携わるのが当社の役割です。〝ハコモノ〟に〝命〟を吹き込むことができる唯一無二の仕事ではないでしょうか」とやりがいを語るのは「ダンテック」の出村知佳子社長だ。
同社は空調・給排水衛生設備工事の道内大手。建物の天井内部や床下に配管やダクトを通し、給排水や冷暖房、換気設備の新設、改修工事を行う。いわゆる〝元請け〟として、札幌駅前通地下歩行空間や札幌コンベンションセンターなど、さまざまな大型物件に携わっている。
資本金は3億円で、直近3年間の平均売上高は16億円。安定経営なうえ、充実した就労環境と福利厚生を整備しており、多くのメディアで〝若手も働きやすい会社〟と紹介されている。学生向けの会社説明会でも同社のブースは常に人気が高い。
事業拡大中の同社では現在、「工事管理部」の若手人材を積極的に採用している。入社後はまず、現場を経験することから始まり年齢が近い先輩社員による個別指導で業務を学んでいく。働きながらのスキルアップもバックアップしており、定期的に社内講習を開催して「管工事施工管理技士1級・2級」などの国家資格が取得可能。工業系大学だけではなく、文系大学出身者が多く活躍しているのも特徴だ。
一方で、従業員のワーク・エンゲージメント向上も重要課題と捉えている。
入社時にはノートPCやスマートフォンが支給されるため、業務上の連絡やコミュニケーションもスムーズ。効率的な仕事ができる体制を整備している。
加えて社用車も寄与。プライベートでも使用できるため、マイカーを持たない若い世代に好評だという。車種はスイフト(スズキ)か同等の車両で、4~5年おきに新車両に乗り換えられるのも魅力だ。
こうした取り組みが奏功し、若手の定着率は抜群に高く、直近5年間の新入社員定着率は100%。女性が働きやすい環境も整えており、育休や産休の取得率も100%となっている。
給与面も手厚い。初任給は28万1000円と、大手にふさわしく高めの設定だ。5年目社員のモデルケース(大卒)は、32万5400と円となっており増加幅も大きい。子どもが活躍するために、十分な仕事のやりがいと福利厚生が整っている企業と言えよう。
工事管理部
川上 凌弥さん
空調設備工事などの建設業は〝男性の仕事〟というイメージが強い業界です。しかし、当社は社長が女性ということもあり従業員の約20%が女性で日々活躍しています。育休、産休取得率も100%で、女性が働きやすい環境を整備しています。企業年金には確定拠出年金(401k)制度を導入しており、福利厚生が充実しているのも嬉しいです。また、4月1日からは完全週休2日制になり、土日祝はゆっくり休めてリフレッシュできるのも特徴です。

