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遺品整理士認定協会が6万人達成記念祝賀会

会員への感謝を述べる木村榮治理事長

一般財団法人「遺品整理士認定協会」(千歳市・木村榮治理事長)が8月2日、遺品整理士の会員数6万人突破を記念した祝賀会を札幌で開催。関係者180人が集まった。

 同協会は、遺品整理業者の健全化を目指して、2011年に設立された。理事長の木村榮治氏が自身の親の遺品整理に立ち会った際に、整理業者のずさんな対応に心を痛めたことがきっかけだ。

 木村理事長は「遺品整理は親が子どもにかける〝初めての迷惑〟。そして子どもが親にしてあげられる〝最後の親孝行〟です。遺品整理という親子の最後のかけがえのない時間を大切にしてほしかった」と設立の思いを語る。

 会員である遺品整理士は同協会が独自の制度によって認定する資格で、今年6月には6万人を突破した。これを記念して8月2日、札幌市内のホテルで「遺品整理士6万人達成を祝う記念祝賀会」を開催。全国から遺品整理士及び関係者が180人出席した。

 木村理事長は「高齢化社会の進展を背景に、遺品整理業の需用は年々高まっています。資格取得者も21年からの3年間で3万人増えて6万人に達しました。今後も依頼者の方々に喜んでもらえるよう、会員である皆さまとともに業界の健全化と遺品整理士の育成に一層取り組んでいきます」と挨拶した。

全国から180人が参加した