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福山倉庫

災害時の一時滞在施設に指定された「福山南三条ビル」

倉庫と不動産の2本柱。地域を支え創業133年

 今年で創業133年目を迎える「福山倉庫」は、1891年(明治24年)から北海道の発展と共に成長を続ける老舗企業だ。主事業は倉庫と不動産賃貸で、現在は札幌市内に常温や定温、暖房などの倉庫4棟とオフィスビル及び貸店舗施設4棟を保有している。

〝企業は社会に貢献する存在でなければならない〟を理念に掲げ、〝物流〟〝景観〟〝快適な環境〟をテーマに事業を通じて地域を影から支えてきた。また、社会貢献活動にも尽力しており、今年1月には本社を置く「福山南三条ビル」が、札幌市から民間施設として初めて災害時に帰宅困難者を受け入れる一時滞在施設に指定されている。

 福山眞司社長は「施設だけではなく、非常用品の備蓄や万が一に備えた救命訓練も全社員で受講しています。今後も我々にできることがあれば協力したい」と話す。

 一方、1月26日には、働きやすい職場づくりに取り組む企業に贈られる札幌商工会議所の「令和5年SDGs経営表彰 ダイバーシティ部門賞」を受賞。同社の多様な取り組みが高く評価されている。

「今後も社会への貢献やSDGsの促進を継続し、この街と共に歩んでいきます」と福山社長。

 

米里営業所の倉庫
福山眞司社長