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宮坂建設工業

主催の「i-construction」セミナーに多数が参加

技術革新を続け、地域防災企業としてさらに進化

22年に創業100周年を迎えた「宮坂建設工業」は、節目の年を飾るにふさわしい数々の表彰を受けた。

北海道開発局からは道路と農業の2部門で局長表彰ならびに技術者表彰を受け、札幌、帯広、室蘭の各開発建設部からは部長表彰された。北海道からも優秀者表彰され、知事から感謝状が贈られた。

「工事成績優秀企業(ゴールドカード)」の認定も9年連続。「i‐Con奨励賞」も3年連続で受賞した。先代の宮坂文一氏がこだわった〝現場第一主義〟が根付いている。

「i‐Construction」への先進的な取り組みも注目だ。同社主催のセミナーには業界関係者ら約100人が集結。実演を交えながら、インフラDXや建設機械の無人化・自律施工の講義を行った。

同社は日頃より「24時間防災体制」を確立し、防災企業としての役割を担うべく、地域防災訓練などさまざまな活動を行っている。その一環として実施しているのが職域接種。4回目はグループ役職員とその家族、協力会社社員1500人が帯広本社と札幌で接種した。創業者・宮坂寿美雄氏の遺訓である「世の為人の為につくせ」に基づくもので、100年たった今も同社の行動指針となっている。 

23年は新創成期の始まりとし、「顧客第一主義、地域防災企業、やりがいのある終身雇用企業をさらに進化させる」と宮坂寿文社長。加えて、「100年育てられた地域の建設業者、地域の企業として社会資本整備に対して具体的な行動を起こす」と意気込む。

同社社員らがセミナー講師を務めた
社員が分業して職域接種を実施
1500人が4回目の職域接種に参加