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札幌第一高等学校

自習室やコミュニケーションモールなど最適の設備が整う

最先端の取り組みで、生徒の能力を最大限に

「目は高く足は大地に」を校訓に掲げ〝文武両道〟の精神を貫く札幌第一高等学校。高い進学実績でも注目を集め、特に国公立大学(準大学含む)の合格者は15年連続で100人を超え、〝国公立大学に強い札幌第一〟と称される。

 今春の国公立大学合格者も183人。道内私立高校ではナンバーワンを堅持した。例年、東京大学や京都大学など、国内トップレベル大学への合格者を出し、今春も現役での東大合格者を1人誕生させた。

 そのほか、国公立大学医学部医学科の合格は8人と過去最高。大阪大学3人、東北大学5人、北海道大学22人(医学科1人)、札幌医科大学医学科5人、旭川医科大学医学科2人などに加え、難関私立大でも早稲田大学4人、慶應義塾大学2人といったようにコンスタントに合格者を出している。

 これらの実績は、独自の取り組みが実を結んだ結果だ。例えば、学力向上に直結する「学習コンパス」では、アクティブラーニングや定期的な単元テストを実施し、思考力や表現力、協働性を向上させる。1人に1台提供されるタブレットPCを活用したICT教育も導入済みだ。

「探究コンパス」では、生徒自身が好奇心を持って取り組める「口頭発表」や「ポスター発表」などを実施。さらに「進路コンパス」では職業セミナーや難関大学見学ツアーなどに加え、個別面談による進路指導を徹底している。

 この他にも、北大に通う卒業生がチューターとなって、在校生たちにわからない問題を教えたり、進路や勉強に関するアドバイスをする制度や、海外ランゲージセンターによるオンラインスピーキング授業など、生徒の学力向上に向けた取り組みは多彩だ。

 教育にかかわる最先端を行くこうした取り組みは、今般のコロナ禍においても効力を発揮した。「対面以外でできるすべての教育活動を進める」という学校方針のもと、さまざまな教育活動をおこなっている。代表的なのがタブレットPCを用いたオンライン授業だ。通常の授業シラバスと変わらない1日5時間・週27コマの授業を進めている。1コマ50分を前時復習動画20分と授業動画30分に分け、動画の視聴中や視聴後に質問をコメント欄に記入すると、教科担当者にすべてのコメントが集約。すべてのコメントに返信しつつ、生徒からの質問を中心に次回の前時復習動画を配信していく仕組み。

 また、年間計画に則った課外講習もオンラインによって週3回実施している。

 毎朝9時からはテレビ会議システムを用いたホームルームも実施。生活リズムの乱れの防止や健康状態の把握にもつなげている。

 外出自粛によるストレスや不安軽減などを図るため、1週間に1度の個別面談も実施。部活動も例えば合唱部ではリモート合唱に取り組むなど、オンラインで可能な限り取り組んでいる。これらの取り組みの結果、休校中の教育活動における生徒アンケートの満足度はなんと98・9%にも達している。リスクを減らしつつ、生徒の能力を引き出す独自の取り組みは、同校ならではといえるだろう。

浜館宏樹校長