アスリートインタビュー

北海道日本ハムファイターズ

【斉藤こずゑのファイターズじゃないと♡】浦野博司選手

野球人生終了と感じたケガからの復活

野球が嫌になった時期を妻の支えで

斉藤 マウンドでの立ち姿がキレイですよね。インタビュー前に取材班の中で、そんな話題になりました。何か意識していることはありますか?

浦野 ありがとうございます。でも、無意識です(笑)。投げる上で、背筋を伸ばすことは大事だと考えていますけど。

斉藤 ご実家は静岡のお茶農家です。入団当初は、よく「お茶摘みの手伝いをしていたから、手先が器用な浦野投手」という紹介をされていました。

浦野 そうだったんですか?どうだろうか?器用かな?(笑)でも、小さいころはよくお茶摘みの手伝いをしていました。嫌いではなかったので。

斉藤 お忙しい時期はいつなんですか?

浦野 春、GW(ゴールデンウィーク)ですかね。新茶の時期ですから。小さいころはGWが休日だということを知りませんでした。忙しかったので、家族で旅行とかも行かなかったです。

斉藤 旅行に行けないということは、ご両親は浦野投手の活躍をなかなか球場で見ることができない?

浦野 そうですね。家のテレビで応援してくれているようです。活躍した日、打たれた日にはメールをくれます。

斉藤 きちんと返信しています?

浦野 しっかり返していますけど、内容はそっけない感じです。元気でやっていますという意味も込めてですかね。

斉藤 2016年に大きなケガをしました。回復後に公表しましたけど、症状は骨の壊死。ショッキングでした。

浦野 野球人生が終わったかなと思いました。当初は痛みでボールが投げられませんでした。それでも、リハビリをしていくうちに、日に日に症状がよくなっていく感じがしました。それが復帰へのモチベーションでした。

(構成・竹内)

……この続きは本誌財界さっぽろ2019年8月号(7月15日発売)でお楽しみください。


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(うらの・ひろし)1989年7月22日、静岡県袋井市生まれ。A型。178cm、66kg。右投げ右打ち。松工高校卒。愛知学院大学卒。社会人チーム・セガサミーから13年のドラフト2位で北海道日本ハムファイターズに入団。キレのある直球と鋭く落ちるフォークが武器。18年から本格的にリリーフに挑戦し、勝利の方程式の一角を担うことを期待される右腕。背番号17