財界さっぽろ 2013年7月号のさわり

財界さっぽろ 2013年7月号

百貨店トップ、ダブルインタビュー 竹内徹札幌丸井三越社長、香川暁子大丸札幌店店長

 4月1日付で札幌丸井三越の社長に就いた竹内徹氏は「伊勢丹メンズ」の旗手だ。百貨店業界で「革命」と称された、伊勢丹新宿本店の2003年メンズ館リモデルにタッチした。辣腕の新トップの手によって、丸井と三越の両店はどう変貌を遂げるのか。一方、業績を伸ばし続ける大丸百貨店は、2代続けての女性店長が指揮をとっている。道内百貨店の両雄の展望を探った。

初登院直後を直撃、鈴木貴子「父を超えてみせる!」

 この親にしてこの子ありーー。鈴木貴子衆院議員には、その言葉がピタリと当てはまる。若冠27歳。現役最年少国会議員である貴子氏だが、その言動は、いくつもの修羅場をくぐった父・宗男氏と重なる。世襲議員との批判の声に対しても、真っ直ぐに、そして力強い言葉で「新たらしい世襲議員のモデルになる」と語った。

特集・参院選ラストスパート、候補者インタビュー

 7月4日告示、21日投開票の参院選。残された時間はあとわずかだが、盛り上がりに欠けている感は否めない。低投票率を予想する向きも少なくない。初の“ネット選挙”であり、道内では特にTPPも大きな争点なのだが、「政治に期待が持てない」という漂流する民意に、候補者はどう応えるのか。北海道選挙区だけでなく、道内に縁のある候補者にインタビューをおこなった。

三井JPビル竣工まで1年 札幌でテナント大移動が始まる

 ある不動産関係者は「札幌中心街のオフィスビルはここ数年、テナント入居率がいい。その中で、三井不動産の新ビルが完成することによって“テナント大移動”が起こるのではないか」と話す。建設中の札幌三井JPビルディング(仮称)は2014年夏に開業する。地下3階地上20階建てで、6階から19階がオフィススペースになる予定で、かなりの数のテナントを受け入れできる。誘致活動はすでに始まっており、順調の模様だ。既存ビルから三井JPビルに移る企業が続出する!?

業界関係者も驚いた、老舗「千秋庵」で突然の社長交代

 「ノースマン」「山親爺」といった銘菓を生み出した老舗に何が…。4月下旬、千秋庵製菓の社長が、創業家3代目の岡部一衛氏から妹の庭山修子氏に代わった。同業他社も驚いた突然のトップ交代劇。それだけに、さまざまな憶測が飛び交っている。老舗の苦悩と再出発に向けた意気込みを庭山新社長に聞いた。

7月申請、どうなる北電・泊原発の“再稼働”

 北海道電力が早ければ7月にも、原子力規制委員会に対し、泊原発の再稼働申請をおこなう。泊原発停止で1328億円という巨額の赤字決算(2013年3月期)となった北電。泊再稼働が遅れれば遅れるほど、赤字は膨らむ。ただ、原発再稼働を早くしたいのは他の電力会社も同じ。そこで焦点となっているのは、申請の受付順位である。もし後回しにされると…

新オーナ-が明かす、秘湯「かんの温泉」(鹿追)の青写真

 「全国から『早く再開してください』というメール、お便りをいただいています」と話すのは、「かんの温泉」の新オーナー・勝海敏正氏。5年前に閉鎖していた鹿追町の「かんの温泉」が、再開に向けて動き出している。温泉天国・北海道には数々の名湯があるが、複数の源泉から泉質の異なる湯がわき出す秘湯として知られる。9月のオープンを目指す勝海氏から再生の青写真を聞き出した。秘湯はこう甦る!