園児の主体性を育む教育を実践。園舎改築も計画中
1965年に開園した「西野桜幼稚園」。主体性と社会性を育むことを教育理念に、多くの卒園児を送り出している。現在、
園舎の改築も計画中だ。
2018年に文部科学省の学習指導要領が改定され、幼少期から「思考力」「表現力」「判断力」を養う教育が求められることになるが、同園はすでにイタリア発祥の教育メソッド「モンテッソーリ教育」を取り入れている。その柱となるのが主体性を育む「自由選択活動」と社会性を養う「一斉活動」だ。
「自由選択活動」では、園児自らが遊びを選ぶことで、何ごとにも〝受け身〟にならない主体性を育む。同時に「やりたい気持ち」を教師や友だちとかかわりながら伸ばす狙いもある。
また「一斉活動」は集団行動を数多く経験することで、社会性や規律を重んじる心を身につける。将来の財産となる〝人とのかかわり方〟を学んでいく。
系列の西野第2桜幼稚園(札幌市西区西町北18丁目)では年齢別の保育時間もあるが、3、4、5歳児が1クラスを形成。混合クラスにすることで、年下、年上との接し方も身につけられる。