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複数メディアの存在は地域民主主義に不可欠

(むらお・しんいち)1966年神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。90年読売新聞社入社。福島支局、成田支局を経て、地方部に配属。論説委員、グループ本社社長室幹事、秘書部長、政治部長、編集局次長を経て、2024年北海道支社長に就任。

村尾 新一氏 読売新聞東京本社 北海道支社長

「25年はノースサファリサッポロの違法建築問題やJR北海道の保線内規違反を先行報道し、道内メディアをリードした」と開口一番。ジュニア竜王戦や札幌マラソンの開催など、地域に根ざす企業としての存在感も示した。

 新年は、北海道大学創基150周年に合わせ包括連携協定に基づいて紙面、事業の大規模展開も計画する。

 デジタル時代の情報環境について「SNSの偏った情報は社会の分断を深めるとの懸念がある。読売は多角的視点で二項対立を避け、根拠に基づく反論と地道な検証報道で健全な言論空間を支える」

 政治部長として安倍、菅、岸田と三代の首相を担当、秘書部長時代には渡辺恒雄主筆の薫陶を受けた。 

「論調の違いを保つ複数メディアの存在は地域民主主義に不可欠。取材網、販売網の維持に歯を食いしばって取り組む決意です」