札幌圏の運賃改定で収益基盤と待遇改善を図る
平島 誉久氏 互信ホールディングス社長・北海道ハイヤー協会会長・札幌ハイヤー協会会長
インバウンドや国内観光客、富裕層の需要増を追い風に、コロナ禍で低迷したタクシー市場は回復傾向にある。
25年は世代交代が大きく進んだ。高齢乗務員が引退する一方で、約140人を採用し、30〜40代を中心に若返りを進めた。新卒でも年収が600万円を超える例や、グループ会社「タクシーネクスト」では週休3日制を導入するなど〝休めて稼げる〟という認知も広がりつつある。
11月には、お抱え運転手を代替する「NEXT VIP」を始動。救命救急・介護資格の取得や67項目の接客基準を満たす乗務員が対応することで差別化を図った。
12月17日から、北海道運輸局は札幌圏での運賃改定の実施と冬季割増制度を導入する。
「洞爺湖地区で車両応援サービスも開始し、需給変動に対応して、サービス品質維持と待遇改善を両立し、交通空白地の解決策も摸索したい」