ほっかいどうデータベース

ランドマーク・アメニティ

土地の選定にも一切の妥協はない

目指すはシームレスな満室経営。道外顧客からのオファーも続々

 四半世紀以上にわたって新築賃貸アパート・マンションを供給してきた「ランドマーク・アメニティ」。歳月が経過しても収益性を維持させる企画力を強味としている。

 建物が完成してから満室になるまでのタイムラグを減らすこともポイントととらえ〝スタートダッシュ〟も速い。満室になってこそ、オーナーは想定利回りで運用できるからだ。

 たとえ賃貸ユーザーの動きが鈍い時期に竣工したケースでも、順調に入居者を獲得している。事実、8月に札幌市内に完成した3棟の賃貸マンションでは、立地や間取り、デザイン、そして絶妙な家賃設定が奏功し、申し込みが相次いでいる。

「ガス会社や建築会社のスケジュールの都合で、春前に完成できないケースはありますが、春夏秋冬問わず早期に満室となる物件をつくりあげます」と今野達也社長。

 完成後の管理も責任をもって代行し、リーシングにも力を入れる。賃貸仲介を経験してきたスタッフを数多くそろえ、例えば入居中で案内不可の〝空き予定〟も、新築時の室内写真の提供など、新たな入居者に訴求できる情報を仲介店に積極的に発信する。仲介店目線で各社が案内しやすいようにさまざまな工夫を凝らす。

 退去の抑止も念頭に置きながら、共用部の管理や入居者への対応にあたる。入居者の入れ替わりを最小限に抑え、空室が発生したとしても早期に入居者を確保できるシームレスな満室経営を目指す。

 長期保有を前提に、顧客は道外オーナーが増加。道内地方都市の資産家や企業への販売も増えるなど、顧客層にも変化が現れている。

「当社では完成現場見学会を物件の竣工に合わせて随時開催しており、道外の投資家が数多く訪れています。現在、札幌の新築賃貸マンションの平均利回りは6%前後と低下傾向ですが、それでも全国屈指の利回りであり、注目されています」と同社。

 特に道外のオーナーは分け隔てなく他社物件を検討するケースも多いが、これまでの実績と運営状況や賃貸経営をバックアップする丁寧な管理が評価され、販売につなげている。

 一方、本業とは別の収益の柱を求め、不動産投資をはじめる〝兼業オーナー〟も増えている。地主や不動産投資家、企業など、それぞれのニーズに応じて、新築、中古を含めさまざまな収益不動産を提案している。

夜間はLEDでライトアップ
間接照明で高級感を演出
宅配ボックスを備えたエントランス