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大仁サービス

投入した雪の上から温水シャワーを散布し、効率的に雪を溶かす

除雪作業を圧倒的に軽減。後付けにも対応

 北国の暮らしで避けられない除雪は、年齢を重ねるにつれ心身共につらいもの。こうした状況を打開するのが、融雪機「ゆうらく号」だ。

「大仁サービス」が設計から生産、施工までを一貫し、手厚いアフターフォローも好評。1990年の販売開始から現在まで、累計販売台数は2万台を超える。

 使い方はいたってシンプル。雪を投入するだけだ。本体上部のシャワーヘッドから温水を散布。融雪能力は1時間あたりスノーダンプ約90~125杯分に上る。

「溶けるのを待たずにどんどん投入できます。降雪シーズン後半になると排雪場所が満杯になったり、古い雪が押し固められますが、こうした心配もゆうらく号なら不要です」と福士賢一社長。

 価格は工事費を含めて90万円からで、年間コストは灯油代で約2・5万円(50平方㍍に年間降雪量5㍍、灯油価格1㍑あたり120円で計算)。

 畳1畳ほどの広さがあれば設置可能で、施工は1日で完了。後付けにも対応しているため、リフォームを機に導入するケースも多い。また、オール電化住宅でも灯油タンクを別途据え付ければ使用できる。

 アフターフォローも徹底。メンテナンスに関する定期的な通知を行うなど、耐用年数を超える長期稼働にも努めている。

「近年は排雪業者の人手不足もあり、大雪の場合は作業が遅延するケースも多い。当社には展示機も設置しています。まずはご相談ください」と福士社長。