「防災の日」を前に防災の重要性を喚起する

道民防災コンサルタント(本社・札幌市、前田博文社長)では、政府が定めた8月30日~9月5日までの「防災週間」を前に、企業の防災意識の向上を呼びかけている。
「防災週間」の中で「防災の日」と設定されているのは9月1日。1923年に発生した関東大震災を受けて、政府が1960年に定めた。
こうした中、消防用設備などの点検をメインに事業展開する「道民防災コンサルタント」では、企業向けに防災訓練を行っており、日頃から災害リスクを把握することの大切さを促している。
防災訓練のシナリオ設計は依頼先の規模、業種、建物の立地などを総合的に判断して設定。消火器や消防設備の操作訓練から、避難経路の確保、AEDの操作方法など教えている。
一方で、備蓄品の準備も重要だ。同社では数百点以上の防災用品を取り扱っており、企業へ商品の提案も行っている。
前田社長は「食料も大切ですが、停電時のトイレにも目を向けてほしいです」と話す。
そこで推奨しているのが、洗浄便座メーカー「杉半」(本社・岐阜県)の水圧式洗浄便座「Kirei」だ。北海道では電化製品・設備総合商社の「中原電気商会」(本社・札幌市)が総代理店となっている。
災害停電時でも水道さえ使えれば、電源不要で洗浄機能が使用可能。「おしり洗浄」と「ビデ洗浄」が使えるうえ、取り付けも簡易だという。
「災害はいつ来るか分かりません。常に準備しておくことが最も大切です」と前田社長。