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北海道オリンピア

壁面に設置された太陽光パネル

電気を〝買わない〟新たな選択。災害時の備えにも最適

 電気料金の高騰から、再生可能エネルギーを活用した自家消費型の電気利用に注目が集まっている。従来の「電気を買う」から、自宅や企業で「電気をつくり消費する」ことがスタンダードになる時代もそう遠くないかもしれない。

 次世代エネルギーの導入を個人・法人に提案する「北海道オリンピア」には、太陽光パネル設置の問い合わせが相次いでいる。

 宮本典英社長は「政府は7~9月利用分の電気ガス料金の値下げ支援を行うが、あくまで一時的なもの。恒久的に下がる要因がないことから、自家消費を検討する人が増えています」と語る。

 一般的な戸建てを例にすると、同社で太陽光パネルを設置した場合、設置費用は約150~200万円(工事費込み)。電気料金の削減は年間で15~20万円ほど。約10年でイニシャルコストを回収できる計算だ。

 住宅に太陽光パネルを設置する際は、屋根が一般的だ。しかし、建物や屋根の形状、狭小地などを理由に、設置が困難なケースも少なくない。

「当社ではカーポートや壁面への設置にも対応じています。特に壁面設置は雪に埋もれることなく、通年の発電が可能です」と宮本社長。

 アフターフォローも万全。発電量の無料点検や定期連絡、不具合発生時の修理も行っている。

 また、近年は災害時の備えとして、太陽光パネルの設置とともに蓄電池の導入も増えている。同社ではAIを搭載した最新の蓄電池を取り扱っており、宮本社長は「天候や使用量などをもとに、AIが蓄電量を自動制御することで、自家消費率を最大限に高めます。効率的に電力を使用できるため、停電時も安心です」とメリットを語る。

 さらに、電気自動車から建物に給電できる「V2Hシステム」も提供。中古車であれば30~40万円ほどで入手できるため、蓄電池の半額以下で蓄電システムが構築できる。

「電力の自給自足がこれからの常識になる。脱炭素化への貢献やBCP対策、電気代削減などを検討中の方は、ぜひご相談ください」と宮本社長。

遊休地などに設置する大型パネルも取り扱う
宮本典英社長
太陽光パネルと蓄電池、電気自動車を組み合わせて、エネルギーの自給自足を実現