片桐企業グループ

多様なレンタル商品をそろえて企業経営に貢献
〝必要なモノを必要な期間だけ〟調達できるのがレンタルサービスの最大のメリット。あらゆるモノの価格が上昇する今、企業経営において改めてその有用性が注目されている。
こうした中、グループ10社で建設、産業用機械、イベント、介護、オフィス用品などを取り扱い、多様なレンタルニーズに応えているのが「片桐企業グループ」だ。
コロナ収束で需要が高まっているのが、イベント関連商材。中でもLEDディスプレーやデジタルサイネージは、イベントや展示会などで〝引っ張りだこ〟となっている。SDGsの観点からも従前の立て看板からの移行も増えているという。
片桐大社長は「高い視認性や活用の柔軟性などから、建設現場の工事標識や公共施設内の情報発信ツールとしての利用も多い」と話す。
また、工場や倉庫を持つ企業には、スポットクーラーやジェットヒーターなどの冷暖房機器をレンタルしている。特にスポットクーラーは猛暑の影響もあり、問い合わせが急増している。
「人手不足を背景に、労働環境の整備に力を入れる企業が増えてきました。レンタル商品の導入により、快適な環境を低予算で整えられます。離職を予防し、生産性の向上につなげているようです」と片桐社長。
一方、車イスや歩行器、介護用ベッドなどは医療機関や福祉施設で重宝されている。これらの機器は日頃の整備や清掃が必要不可欠だが、各現場では手が回らないのが現状。その点、同社のレンタルサービスは整備、清掃、消毒がオールインワン。施設側は管理を〝丸投げ〟できる。こうした利便性の高さも選ばれる要因といえる。
「モノを保有するとイニシャルコストはもちろん、維持管理費や保管スペースの確保も必要となり、人的リソースを割く必要もあります。〝モノを持たない〟企業経営が注目されています。レンタル事業を通じて企業の発展に貢献していきます」と片桐社長。



