ウラノホールディングス

外国人材支援を通じて、過疎地域の人材難に挑む
2019年設立の「ウラノホールディングス」は、福祉と保育を柱に、空知管内で地域密着型の多角経営を展開している。児童発達支援・放課後等デイサービスを手掛ける「才谷屋」を中核に、障がい者グループホームや企業主導型保育園、就労継続支援B型、相談支援事業所など6社を束ねる。
同社が注力するのは、24年に本格始動した外国人材支援事業だ。インドやベトナムなど4カ国のエージェントと提携し、全国各地の競馬場や牧場からの要請を受け、騎乗者や調教助手の即戦力人材を紹介している。
今年度からは、母国への技術移転を目的とした技能実習制度の監理団体、人手不足解消を目的とした特定技能制度の登録支援機関としての認可を取得。これにより、外国人材の生活支援や就労フォロー、さらには受け入れ企業や団体へのサポートに至るまで〝紹介して終わり〟ではない〝寄り添い型〟の支援体制を構築した。
今後は他業種への展開も見据え、地域と外国人をつなぐ〝架け橋〟として、深刻化する人手不足の解消に寄与していく方針だ。
「地域と外国人が共生できる体制を構築して、地域経済の活性化に貢献していきたい」と浦野和由社長。
