リ・フィールド

水道工事業を通じて、札幌市民の水道インフラを守る
我々の暮らしに欠かせない水道は、全国的な老朽化が進み、破裂や漏水事故が後を絶たない。地域の水道インフラを安全に維持管理する地場の工事会社の役割は、今改めて重要性を増している。
札幌市手稲区に本社を置く「リ・フィールド」は、札幌市内を施工エリアとする給水管や配水管の更新工事で37年の実績を築いてきた。
売上高の約8割を占める水道管工事は、札幌市水道局が発注する公共事業が中心。厳格な耐震・耐蝕基準を満たしながら、老朽管の計画的な更新を安全かつ確実に進めている。
また、水漏れやトイレの詰まりなど、市民生活に直結する水まわりのトラブルにも対応している。2024年度は手稲区・西区を中心に384件の相談を解決し〝顔の見える地元業者〟として地域から厚い信頼を獲得している。
一方、冬場の閑散期には除雪事業も展開している。今では札幌市内の生活道路を中心に、地域の交通インフラを支える重要な役割を果たしている。採算の厳しい案件に関しても、松苗富夫社長は「地域や子どもたちのためになれば」と継続し、地域密着の姿勢を貫く。
同社の強みは、突発的なトラブルへの迅速な対応力だ。老朽管の破裂や漏水など緊急時に備え、自社倉庫には豊富な部材をストック。自然災害などの万一の際でも、下請けに頼らず自社で対応できる設備と人員体制を確立している。
〝社員は会社の宝〟という松苗社長の信念のもと、熟練技術の次世代への継承に取り組む。社員は20~50代まで幅広く、外国人技術者も受け入れるなど多様な人材が活躍。働きやすい環境整備や待遇改善にも力を注ぎ、利益は賞与や社員旅行などで還元するほか、年間休日の拡充も進めるなど、ワークライフバランスにも配慮している。
また、CSR活動にも積極的で、小学校のグラウンド整備や札幌市の防災訓練での配水管災害時復旧デモなどにも取り組んできた。
「地域の方々が安心して水が使える〝当たり前の日常〟を守ることが我々の使命です。水道インフラを支えているという自覚と誇りを胸に、社員一丸となって地域の暮らしを影から支え続けます」と松苗社長。

