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上場から5年が経過。売上高200億円突破も射程圏内に
北海道、首都圏、大阪、東北を中心に介護や障がい者支援、保育などのライフケア事業を展開(2025年3月末時点で144施設)。今年3月で上場5周年を迎えた。
25年3月期の連結決算は、売上高192億400万円(前年同期比15・3%増)、経常利益3億7400万円(同89・5%増)と増収増益に。増収は10期連続となった。
介護事業の新規開設は5施設で、M&Aにより1施設を事業承継。既存施設の稼働率も改善したため、有料老人ホームは87・4%、グループホームは94・7%(共に開設後1年以上が経過した施設)と高水準を維持した。
障がい者支援事業の新規開設は7施設。就労継続支援B型施設、グループホームも堅調に推移した。特定技能外国人の積極的な採用など、全施設で運営体制の整備を進め、稼働率も前年同期比を上回る水準となった。
保育事業は、事業承継により1事業所を加えて13施設となった。新規の開設を抑えて既存施設の運営体制の見直しを敢行した。今後は、高齢者施設との連携による多世代交流や海外展開などで差別化を図っていく。
「収益基盤強化への投資が形となってきた。来期は事業領域の拡大を図り、今後3年で売上高を500億円、35年までに1000億円を目指しています」(金子洋文社長)
次期の業績予想は、売上高が11・9%増の214億9500万円、経常利益は30・4%増の4億8800万円と、増収増益を見込んでいる。

