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経専学園

8月完成予定の「札幌デジタル&どうぶつ・医療・観光専門学校」新校舎(札幌市南区澄川3条6丁目)

DX関連学科を新設し新学校としてスタート

 1968年開校の「学校法人経専学園」。「学生第一主義」を基本理念に掲げ、学生の夢を叶える4校10学科で構成。さまざまな分野で活躍する専門職の職業人を養成している。

 学べる分野は放送・音楽、調理・製菓、ホテル・ウェディング、エアライン・鉄道、医療・薬業、動物、保育業界と多岐。すべてが文部科学省の「職業実践専門課程」に認定されており、就職率も高く、2025年3月の卒業生は98・3%となっている。

 今年4月には新学校「札幌デジタル&どうぶつ・医療・観光専門学校」が誕生した。既存の「経専北海道どうぶつ専門学校」「経専医療事務薬業専門学校」「経専北海道観光専門学校」の3校を統合したもの。

 これまでの動物、医療・薬業、ブライダル・観光に加え、時代の最先端であるDXを推進できるデジタル人材を育成する「DX超実践学科」を新設。時代に合わせた新しい学びを提供する。

 8月には、札幌市南区澄川3条6丁目に新校舎が完成予定。隣接地には昨年リニューアルしたばかりの実習棟もあり、26年春の入学生は真新しい環境で実践的に学ぶことができる。

 一方、「経専北海道保育専門学校」は「札幌ほいく専門学校」に。「経専音楽放送芸術専門学校」は「札幌ミュージック&エンターテインメント専門学校」に。「経専調理製菓専門学校」は「札幌調理製菓専門学校」へと、それぞれ校名を変更した。

「札幌ほいく専門学校」は、保育所、幼稚園、認定こども園などへの就職率が96・7%(25年3月卒業生)となっている。公務員保育士を目指す3年制のコースもあり、これまで100人以上の合格者を出している。

 また「札幌ミュージック&エンターテインメント専門学校」は、道内で最も歴史のある音楽放送系専門学校で、道内エンタメ系企業の8割に同校OBが在籍。卒業生の3分の1が東京で活躍しているため、業界への就職を後押ししてくれる。

「札幌調理製菓専門学校」は、道内随一の就職率が特徴。調理師専攻科は30年連続、製菓パティシエ科は創設以来19年連続で就職率100%を達成している。

 新体制となった各校では、人間教育と専門教育を融合。専門性を発揮して社会に貢献する人材をこれまで以上に全力で育てていく。

業種業態を問わずこれからの社会に必要とされるDXが学べる
新校舎に隣接する実習棟では、実践的な設備となっている