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札幌光星中学校・高等学校

グラウンドを全面人工芝に改修

国公立への現役合格が最多。姉妹校とも連携

「札幌光星中学校・高等学校」は、昨年に創立90周年を迎え、記念事業としてグラウンドを全面人工芝に改修した。道内の高校では初の取り組みだ。

 今年度からは、カトリック系ミッションスクールのネットワークを生かした教育プログラムが加速。全世界135姉妹校中の国内4校と連携し、ハワイの系列校で海外研修を実施する。

 高大連携では、同じくカトリックを母体とする上智大学(東京都)と協定を締結。さらに今年は、OBが数多く在籍する北海道医療大学とも提携を結び、より高度な授業を提供している。

 特に中高一貫の「6カ年コース」は、今春の入学者が過去2番目に多かった。学力による学級編成を行なわず、教科書に頼らずに学びの楽しさを養う「ルクスプログラム」など、人間性や探究心を重視したカリキュラムが人気の要因だ。

 高校は、少人数制で最難関国立大学や医学部を目指す「ステラコース」と、北大や難関私立大学を目指す「マリスコース」の2コースがある。進路や学力に合わせて選択できるようにコース移行などの制度もある。

 これにより、今年度の国公立大学への現役合格者数は過去最高を更新。東京大学2人、京都大学2人を含む169人となった。