立命館慶祥中学校・高等学校

世界に通用する人材を育成。創立30周年の記念事業も実施
立命館慶祥中学校・高等学校は「自由と清心」を建学の精神に〝世界に通用する18歳〟を育成。多様な体験を通じて、世界に飛び出すきっかけを与えている。
毎年、中学3年次にニュージーランド研修、高校2年次に世界10カ国からコース選択する海外研修、中3~高3までの希望者向け海外研修が2コース、さらに海外姉妹校交流3コースなど、多様な海外研修があり、各国が抱える社会課題や問題と向き合う。
海外の教育機関との共同研究や連携も積極的だ。文部科学省が進める科学技術に長けた人材を育成する「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」に2012年から指定を受けている。現在はシンガポール・タイ・トルコの学生とともに、テーマを設定し科学実験をはじめとした国際共同研究を進めている。
さらに、今年度からSSH「科学技術人材育成重点枠」にも指定された。北海道・東北地区では唯一で、今後インドの高等教育機関との提携を進めていく。
「SSHで提携する教育機関は、いずれも世界で活躍する人材を輩出している名門校です。トップクラスの研究に携わることで、世界に通用する考え方や、技術を創造し活用できる人材を育成します」と菊地賢司校長は語る。
こうした取り組みから同校の生徒に共通するのが〝主体性の高さ〟だ。授業では積極的にディスカッションを取り入れるほか、個人の発表機会も多い。論理的思考を鍛え、プレゼン力を養うことで、将来必要なスキルを体得させている。
25年度の進学実績は、東京大学と京都大に合計6人、その他旧帝大に31人、医学部医学科に65人が進学。難関私大へも多数の合格者を出し、立命館大学・立命館アジジア太平洋大学へは144人が合格した。特に国公立大の医学部医学科への現役合格者数は、全国で9位と高い実績を誇る。
一方、今年は創立30周年の節目を迎える。記念事業の一環として「SSH×探究Lab(仮称)」と題した研究室を校内に設置予定。10台以上の3Dプリンターやレーザーカッターなど最新設備をそろえ、さまざまな研究が行える場として、今後運用を進めていく。
また、来年2月11日には、札幌コンベンションセンターで「R‐EXPO」を開催予定。生徒による研究発表や英語スピーチをはじめ、立命館大学や系列校から招いた学生によるプレゼンなどのプログラムを予定している。
「当日は一般開放を行います。受験希望者、学生、個人、企業など、さまざまな方に本校の取り組みを知っていただきたい。多くの皆様のご来場をお待ちしております」と菊地校長。

