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恵佑会札幌病院

2021年8月に新築移転。大型駐車場も完備

がんの診断から終末期まで対応。総合力の高さで選ばれる

 1981年の開院以来〝悪性腫瘍の診断、治療、再発、終末期を一貫して行う〟を理念に掲げる「恵佑会札幌病院」。2009年に民間病院では数少ない「がん診療連携拠点病院」に指定されており、患者は全道から来院している。

 21年にはがん治療の機能充実を図るため新築移転。全229床(緩和ケア病棟20床含む)を有する院内は、ユニバーサルデザインを採用、設備も一新され充実した医療環境を整えている。

 治療は外科手術、放射線治療、化学療法(抗がん剤)など、複数の治療方法からアプローチする「集学的治療」を実施。

 外科手術では症例数の多さが特徴で、22年は食道がん168例、胃がん151例、大腸がん264例を誇る。

 新型の手術支援ロボットも2台導入し、精密かつ低侵襲な手術で患者の負担軽減にも努めている。

 放射線治療では、世界2大機器メーカーの1つ「エレクタ社」製の機器を使用するほか、次世代型の治療計画ソフトも活用し効率的な治療を実現した。

 化学療法では、がん薬物や副作用に明るい専門の有資格者が対応。消化器がんを中心に、年間3400件以上の治療にあたる。

 また、近年はQOL向上を目的にリハビリにも積極的に取り組んでいる。

 治療体制は各科の医師、看護師、薬剤師をはじめ、薬物や化学療法に豊富な知見を持つ専門スタッフがチーム体制を構築。各自の知見と技術力を組み合わせた総合力で高度な治療を実現。各チームは担当科だけではなく、複数の診療科と連携し、ボーダーレスな治療体制を構築しているのも大きな特徴といえる。

 病診連携も積極的だ。同法人が運営する札幌市白石区の「恵佑会第2病院」(病床数135床)は、内視鏡による検査と治療を中心とした消化器内科に特化。

 職員数は恵佑会第2病院が210人、同院が650人(24年1月末現在)と同院とのスケールメリットを生かすことで、質の高いがん治療を総合的に展開できている。

 久須美貴哉院長は「いかなるステージのがんにも対応しています。〝家族が安心して受診できる病院〟を目指し、地域医療を支えたい」と語る。

●診療科目
消化器外科、呼吸器・乳腺外科、消化器内科、腫瘍内科、泌尿器科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、形成外科、放射線診断科、放射線治療科、麻酔科、緩和ケア内科、循環器内科、歯科口腔外科・歯科、病理診断科、心療内科・精神科

●診療時間
月~金 8:45~12:00、13:00~17:00 

●休診日
土曜、日曜、祝日

久須美貴哉院長
チーム体制を構築し手術に対応する
新型の高精度放射線治療装置を導入